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私はネットカフェを後にし、駅ヘ向かった。 乗る線はいつもと変わらない。しかし降りる場所がいつもとは違う。 そしていくつか乗り換えを行ったあと有楽町線に乗ったのだが、 ここで明らかに周りの雰囲気が変わった。 「こいつら・・・・ヲタクだ・・・・!」 別にカタログ広げてサークルチェックしているわけではなかったが私にはわかった。 一般人とは違った気、オーラを発していた。 しかし彼らがオーラを発しているとなると私もまた同じ状態にあるのだろうか?。 だが確かめる術は無かった。 私は新木場までは行かず豊州で地下鉄を降りた。 聖地直通のバスに乗り換えるためだ。 しかし肝心な乗り場が見つからない。 そこで私は適当な人間に目をつけ後をつけた。 「やっぱりだ。」乗り場を見つけた。彼はオーラを発していたのだ。 バスに乗り換えて正解だった。 バスの中はガラガラ・・・バスの待機列が出来るほどの・・。 余裕・・・、楽勝だ・・・。 私はバスに乗り込みいくらかするとバスは発車した。 山が見えてきたころ、ちらほらと道行く人が増え始め、段々と、いやあっという間に人の絨毯が出来上がった。 180°人、見渡す限り人、 人、人、人、人、 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 これではムスカも「人がゴミのようだ」と言いたくなるのもわかる。 バスを降りたあと、私も人の絨毯に加わるために待機列最後尾に並ぶ。 そして30分もしたころだろうか?突然拍手が舞い起こった。 コミックマーケット64の開会だ。 これを期に前の方では列が進み始める。 こうなれば後は早い。 私の列もホールの中に吸い込まれるように進む。 そして私は聖地に足を踏み入れた。 そこは激流だった。 皆が思い思い欲する同人誌を買い求めるため、聖地はベーリング海のように荒れていた。 私も目的の物を買うためにその荒波に飛び込む。 東6方面に向かうために波に乗った。 私が初めに向かったサークルは「あきねこ」・・! __、--..、、 _<⌒ヽミヽ ヾ !'⌒≧_ ,Z´r;=-‐- 、ヾ 〃′≦ 7,"/ __‐ 、`ー-'⌒ヾ.7 ! l ー‐- 、ヽ._`ー'´, u ! r'⌒ .l !!L、u __\  ̄ 〆"T ( 売 l.r‐、ヽ 、‐。‐-、V/∠==、| ) 切 ,' |.l´! | u`ミ≡7@ )゚=彡 ! ( れ /,' l.l_|⊥%ニニソ(@ *; )ー-*| ) : ,/〃',ゝ|/>rーrーrゞr<二二フ ∠、 ! ∠ -:/ ト ヒ'土土土十┼┼ヲ;! `ー-‐'´  ̄:::l:::::::|、 !lヽ~U ~ __ ̄ ̄.ノl ::::::::l:::::::| \. ヽ.ll ヽ、 ___'/l/`iー- 今 ::::::::l::::::::ト、. \ \. ll ll ll ll /:::::l::::::: 「あきねこ」真中あきひと氏の :::::::::l::::::::| \ \ `ヽ、 ll ll/!:::::::!:::::: 旧作「鍵メタル」…… ::::::::::l::::::::| \ \ /`ヽ' |:::::::l:::::::: 売切れ……! :::::::::::l::::::::| \. `/ / |:::::::l:::::::: ,.. -───‐- 、 / , ', -─‐- 、.._ _,.-.\ |二l二 / i l ‐#- 、゙ヽ. ̄ ,r`ゝ- -─- 、 |二|二 バ ( | L_ u v \`ー-‐''/ ヽ _,ノ ハヽヽ亅 ヽ | r‐、} ヽ ̄`ヽヽ,, ,//´7;| なんだっ・・! ┌┴─ > | |ト、|l u ` ー゚イ u vl.゚ー' | この在庫の少なさはっ・・・・・・・・! o | 土土l カ / | ヽ_|! u'_,ノ { u' }じ v | ノ 上 匕 ( /| /! r'',ニニ=`==='=ニヽ! まだ開場1時間も立っていないのに o l \__/ |. / :| | |ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー' l? 跡形も無く売り切れているじゃねえかっ・・・・! ニ|二 ,ゝ |/ :| l lーiーiーiーiーiーiーi‐rl || o ヽ_ノ / | iヽ. ヽヽニニニニニニニンノ / ! | ヽ ` ー-- ニ二二~-‐'\ 通るかっ・・・・! o | ヽ | | ゙i ::::::::::::/ :|\. \ こんなもん・・! | \| ! ! // | \ r:、 / > /\ !ヽ..__,//\ | |/ /-、 /! / oヽ |::::::::::::::/ __ \. | o / し' ( " |:::::::::::/ _____ r'ff77"/////〃〃∠=:、 フ ア ツ ク . レ'''‐-!!!-‐::''"::::゙::ヾ:三三l lニ l . l:::::::::::::::::::::::::::::::::::l:三三! ! U C K |;:、:ニニニニニ:::::_;;::、:::::::l三三l ユ ー . l´\゙ll::!:::lLニ-‐'' ̄::::::|三三ト、 ヽ/ }==。ァ ::,, ==。== ::::::r;=、ミ|. \ l O U . l.`ニ! ::::: `ニ二´ :::::rニ||:ミ! ヽ、._ _,... -‐1 ! :::::_┐ヽ._ ::::::-リ ミ| l ぶち殺すぞ・・・・ゴミめら・・・・! l/゙= ---─っヽ ::::下ミ:ミミ| | 甘えを捨てろ!おまえの甘えその最たるは・・・ l ` ̄ ̄´ | .::::::|:: ヾ:ミ| | いま口々にがなりたてる 「在庫が少なすぎる」だっ! ト、 ゙゙゙゙ ........_;;:::-‐'::: >| | 金を払えば商品が手に入るのが当たり前か・・・・! , --、 | ` Tヾ ̄:::::::: / |. | なぜ そんなふうに考える・・・・・? l;';';';';';}|. | \ ./ | | バカっが!とんでもない誤解だ・・・ . 〉-y'´| _| \ / |_ :| 同人というものは とどのつまり・・・・ /7./ .>'' ´ | / \ | `''‐< 旧作品を大量生産したりしない・・・・! ! | __ ! ! | | /,. -─-、.`ーゝ.゙、_ . | |. // j ト#、`ー-ゝヽ二_ヽ. ! ! ,.-i.{ uv | } `ー-'´,ゝ_ヽ.゙! ! | |/r;‐!} <⌒ヽ. !ノ v/'´u \ヽ} │|!{ ツ' >゚‐ ´ /⌒! , /ヽ\ |. !y' v 〃 v' Y゚_,ノ //⌒ゝ.`'‐、 ゞv:-=、八 u u' } u !,' 'ヲ ! \ \ ,.ィー- 、._ /∧ヽi`ヽ.ニ゙_ー-‐==≦(__j ||[_フ/ ヽ. \ │ `'''ー- 、..]] | {.゙、ヽ┴-L._匚匚匚[_.」コ }|ト-' ヽ ヽ 、ヽ. ∧ヽヽl\ヽ┬┬┬┬┬┬ノノ ! ゙、 ヽ .|ヽ.\ ./ ヽ.`ー`ニゝ.\ニニニ二シ' ./|`ー- 、.._ |. \ヽ、/`ゝ「ノ/フ 1~7r‐ー-\\二「'7__,/ ! 「'7  ̄~~7ヽ. ! > '´/ / ´ ´ ヽニ フ-- 、:::ヽ.ヽニ フ-- 、 | ヽニ フ-- 、/ ヽ く. <\ヽ、 /| r'、⌒ヽ.ヽ'´\| r''⌒ヽヽ | r''⌒ヽヽ 〃 \\`ヾニ.ー/ィ L_ヽ/) } ./ィ ト`ー/ /_/ィ │ / ノ /' \,゙ゝ `'´レ'‐-ニ∠ノ‐-`'´レ'-∠ノ‐-`'´レ'、.._∠ノ (※実際はこんなやり取りはありません) 後は事前に唾をつけていたサークルを回りCDを買う。 買う、買う、買う、か・・・・ねが無い・・・。 30分もしない内に軍資金が底をつく。 買うものは買ったから良いか。 現時刻11時、時間余りすぎだ。 このまま帰るのもつまらないので適当にブラブラすることにする。 評論・情報の分野は結構面白そうだったと思う。 性病本に興味を持ちつつ男性向けエリアへ行き ウィーーーーン! 「うぉッッッッッ!!!」 小型扇風機だった。 「バイブかと思った」 ウィーンという音を聞いて真っ先にバイブを思い浮かべた私は少々頭をやられているかもしれない。 帰りは西からなので西ホールへむかう。というより流される。 縁日のスーパーボールすくいのボールになった気分だ。 801腐女子を甘く見ていた。 このホールの一部は801本の巣窟と化していた。 1日目の参加サークルの半数以上が801と考えると恐ろしいものがある。 企業スペースはパス。 おそらくあちらは地獄だ。 貧弱な私では生きていけない。DIOもそう言っている。 「貧弱!貧弱ゥゥゥ!!」 私は出口を探すことにした。 戦場を抜け出し国境を越えるのだ。 薄暗い建物内から眩しい外光を求めて外に飛び出した。 空気が美味い。 初めて心の底からそう言える瞬間だった。 |